より人に深く関われるという営業にとても興味がわいてきました。濵村 で、お客様の表情が見えず、やり辛さは感じます。今まででしたら、お客様の様子に応じて話題を変えたりできたのですが。近原 こちらはにこやかにで、声のトーンを少し上げ、いつも以上に笑顔や快活さを大切に接していますね。入庫2年目から営業担当です坂根 が、融資経験はほとんどなく、集金や預金などの業務がメインでした。しかし、コロナ緊急対応融資の商品ができ、担当のお客様に提案する必要が高まったので、昨春以降は融資業務にも多く携わりました。過少の融資では現状を打破できない一方、過分の融資は逆に将来、返済の面でお客様を苦しめることにもなります。お客様の現状や業績、悩みをしっかりと聞き、上司とともに適正な融資を行えるよう努めました。「あの時早く対応してくれて助かったよ」などと声を掛けられると、良かったなあと思います。 今後の目標や、やりがいを教えてください。森野 通帳の開くページを誤って、二重印字してしまったりするなどまだまだ失敗が絶えません(苦笑)。最近は、自分の失敗ネタを元に、後輩に注意喚起しています。今後は、お客様にも後輩職員にも頼られている先輩方のような存在を目指したいです。神庭 だったお客様も、先輩方が対応したあとは、笑顔になって帰られます。そんなふうにお客様を笑顔にできる職員になりたいです。濵村 来店時は不機嫌そうな表情窓口から営業に出て、お客様との距離感がとても近くなったように感じます。時には怒られたり、注意されたりすることもありますが、それが逆に距離を縮め、プライベートな話もできるくらい関係が深まりました。信頼関係を育みながら、お客様を支援する、営業という仕事が楽しくなってきました。先日、起業するお客様を担当近原 しました。立ち上げの際の融資から、その後も何かあれば連絡を頂き、フォローさせてもらっています。お客様と二人三脚ではないですが、好調な時も、苦しい時も寄り添えるような存在になっていきたいです。坂根 歴代の先輩方から引き継いだお客様を担当してきて感じたことは、今の自分の仕事が将来、後輩たちの世代にもつながっていくということ。新たなお客様からも深い信頼を得て、次世代までつなげていける関係を築けるよう努めたいです。顧客の大切な資金を預かり、時には将来を左右する融資業務も行う信用金庫の仕事は、責任も大きい。しかし、地域の人々や会社と一体になってよりよい暮らしや経営を考え、支援することで得られる顧客の笑顔は、何物にも代えがたいものだ。島根中央信用金庫には、地域の幸せを、地域と共に創り出す熱い信金マンがいる。お客様に寄り添える存在に 長引くコロナ禍で仕事の仕方、内容は変わりましたか。皆さんマスクをされているの相手の表情が読めなくても、という意識――― 「休日は、休みが合いやすい同期らとしゃべり尽くしています」と笑う森野さん雲南市出身。島根が大好きで、「故郷の役に立ちたい」と信金の仕事を選んだ神庭さん長男誕生に合わせて3週間の育児休暇を取得予定。「類まれな経験を大事にしたい」と近原さん
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